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五条ダンのブログ。「楽しく書く」ための実践的方法論を研究する。

中古カメラなどの買取価格を比較検索できる「ヒカカク!」はどのように活用すべきなのか?

【PR記事】

「不要品を販売したい」と考えるとき、僕たちには2通りの選択がある。つまり、オークションに売りに出す(C to C/個人間取引)か、買取業者に売りに出す(B to C/企業・個人間取引)かの2択だ。

前者を支援するWebサービスだと、ヤフオクなどの相場検索ができるオークファン(http://aucfan.com/)が有名だが、後者を手助けするWebサービスは今までなかった。そのため買取業者ごとの買取価格・口コミ・評判を比較検討するということが難しかった。

「○○ 買取業者 比較」などの検索キーワードで探しても、露骨なアフィリエイトサイトが見つかるばかり。掲載されている業者の口コミや評判も、ライターが《作文》したものである場合が多い。これでは、お話にならない。

そんな買取業者選びの悩みを解決するために登場したのが「ヒカカク!」(http://hikakaku.com/)だ。2014年10月にオープンしたWebサービスで、1年半経過した現在では登録商品件数が40万件、買取業者口コミ件数が12,000件を超え、なかなかの賑わいを見せている。

この記事では「ヒカカク!」の紹介レビュー、および具体的な活用方法についてご紹介したい。

ヒカカク!で中古カメラの上限買取価格を比較検索する

例えば僕の手持ちのデジタル一眼レフカメラ「Nikon D5000」を中古カメラ買取業者に売ることになったとする。カメラの中古市場は規模が大きい分、売却先の選択肢も幅広い。買い取り価格の差もけっこうな開きがあるのではなかろうか。

(Nikon D5000/2009年モデルだが今も現役で使っている。さすがに売るには機種が古すぎるか……)

ヒカカクでは「スマホ」「ゲーム機」「カメラ」「腕時計」のようにジャンルごとに買取業者を探すこともできるし、検索窓に直接商品名を打ち込んで製品の買取相場を調べることもできる。

ちなみに面白いジャンルだと「万年筆」「スニーカー」「ウイスキー」などがある。中古買取市場で何かビジネスをお探しの方は一度サイトを覗いてみると良いかもしれない。万年筆の中古市場があることを僕はヒカカク!で初めて知った。

実際に「Nikon D5000」と入力して検索をかけてみる。

検索結果画面。いくつかの製品候補が表示される。おお……、やはり1万円台にまで落ちてしまうか……。「レンズキット」と「ボディのみ」の差額が340円しかないので、もしかしたらレンズと本体を別々に売ったほうが良いかもしれないな。……と、ヒカカクで検索をかけることにより、中古品の販売戦略も広がってくる。

(注:一般的には、本体+レンズのセットで売った方が買取価格は上がる。あくまで仮定としての話)

製品別の比較画面。ここでは「Nikon D5000 ボディ」の結果を表示している。このように、買取業者ごとの最高買取価格を高値順に並べて表示することができる。「価格.com」の逆バージョンと考えると分かりやすいだろう。

「無料見積もり!」のボタンを押下すると、その場で査定申込みをすることができる。「買取業者の比較・口コミ分析~査定申込みまでをひとつのサイトで完結できる」というのがヒカカクの売りのひとつである。たしかに、利便性が高い。

(ただし、その場での査定申込みはすべてのショップに対応しているわけでなく、ショップによっては公式サイトの方から見積もりをする必要がある)

当然ながら、上限買取価格が非公開で「要見積もり」としているショップも多い。とくに一眼レフカメラは保管状態によって、かなり価格が変動する。箱や説明書が無いだとか、レンズやボディに細かいキズがあるだとか、そういった要因で数千円は簡単に落ちる。

あくまで上限買取価格は「参考として」考える程度に留めておこう。期待し過ぎるとあとでガッカリしてしまう。また「上限買取価格でも低いな」と感じる場合にはオークションでの販売も選択肢にあがってくる。

仮にオークションでの売却を考える場合でも、一般買取業者の買取価格を知っているかどうかで戦略は変わってくる。その意味でもヒカカクは買取相場検索ツールとして役立つだろう。

ヒカカク!で買取業者の口コミ評価をチェックする

「最高買取価格」はあくまで参考値に過ぎないし、結局のところカメラの状態次第で変わってくる。だから僕としては、カメラ売却の際には価格よりも口コミの方が気になるかな、というのが正直なところ。

ヒカカク!では口コミ収集にも力を入れており、2016年現在で12,000件以上の口コミレビューが集まっているそうだ。価格.comの累計口コミ件数が1500万件を超えていることを考えると、もう少し数が欲しいところ。

けれど、まだできたばかりのサービスだ。今後も口コミが集まっていけば、相当に使いやすくなる(大化け間違いないだろう)と私的には考えている。

例えばヒカカクで「カメラのキタムラ」を検索すると144件の口コミを見ることができる。(けっこう集まっている!)口コミ自体は玉石混交だが、高評価から低評価まで、リアルな声を聞くことができる。

例えば「富士フィルムのFinePix F31fdが4000円で売れた」といった具体的な情報も満載で(へぇ…2006年発売のコンデジでも値がつくのか……売ってみるもんだな……)と読んでいてなかなか興味深い。

もちろん、口コミを投稿することもできる。ヒカカク!で今後最も充実させて欲しいのが、この「口コミ機能」だ。口コミを投稿できる場こそが、買取業者を探すうえでは一番重要となるサービスだと思う。(そしてこれまで、口コミがまともに機能している買取業者比較サイトは本当に少なかった)

ヒカカク!で地域別に買取業者を探す

郵送可&送料無料な買取業者も存在するが、デジタル一眼レフカメラなどの精密機器を郵送で送るのには少し抵抗がある。梱包を厳重にしても、万が一を考えると心配だ。

僕個人としても、カメラは近場で買ってくれるショップを探したい。また、ピアノや自転車などを売るときも、やはり近場で引き取りに来てくれる業者を見つけたいところ。

ヒカカク!ではそうした需要にも応えるため、地域別に買取業者を探すことができる。

例えば僕は兵庫県神戸市に住んでいるので、その近くでカメラを買い取ってくれる業者を探すことにする。

すると中古買取業者の一覧が出てくるのだが、困ったことにカメラ専門店ではない。(うーん、売りたいのは中古車やゴルフクラブではなくカメラなんだけど……)と悩んでいたら、サイドバーで絞り込みができることに気がついた。

下のほうに「カメラ・レンズ」のカテゴリが! さっそくクリックする。

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するとカメラを扱っているショップで絞り込むことができた。地域一覧のメニューから検索をしてしまったためひと手間がかかったが、じつはもっと簡単に買取業者を探すことができた。

「買取業者一覧」のページのサイドバーに、上のような検索ボックスがある。ここで地域や商品ジャンルなど一括で指定して業者を絞り込むことができる。(もしくはトップページからでも地域と商品ジャンルを指定して検索できる)

ページによってサイドバーのメニューがころころ変わってしまい、上記の検索ボックスもページによっては出てこない。そのあたり若干の不便さを感じるが、ユーザビリティの向上については今後に期待していきたい。

ヒカカクゼミ!で商品売却の際に役立つコラム記事を読む

ヒカカク!では役立つ情報コンテンツとして、ヒカカクゼミ!というコラム記事を掲載している。記事では買取相場の情報からオークションの出品ノウハウ、携帯電話の運用術に至るまで幅広く情報を集めることができる。

例えばカメラであれば

上記のようなコラム記事がある。売却を考える人だけでなく、購入を考える人もターゲットにしたコンテンツ戦略を取っている。

個人的に便利だなと思ったのは、商品の検索がうまく行かなかったときに「参考コラム」を提示してくれるところ。ここでは電動自転車の買取価格は分からなかったが、代わりに「中古電動自転車の買取価格アップ情報」を見つけることができた。

また商品検索をする際も、サイドバーで関連コラムを提示してくれ、なかなか配慮が行き届いている。

会員登録でさらに便利に

ここまでご紹介したサービスは、すべて会員登録なしで利用できる。(口コミの投稿も含めて)しかし、ヒカカク!には会員サービスもあるようで、無料会員登録をすることでさらに充実したサービスを受けられる。

会員登録をすると上のように、お気に入り商品(自分が所有している製品)を登録して、相場情報をいつでもチェックできる機能が使える。

お気に入り機能の他にも、おすすめコラムの情報配信や、買取相場の情報配信などさまざまなサービスを受けられるらしい。

「らしい」と書いたのは、まだ会員サービスが正式に開始していないようだからだ。僕もメールアドレスを登録してみたのだけれど、まだヒカカク!からメールを1通も受け取っていない。会員登録の案内ページもまだ出来上がっていないようだし、少々登録を急ぎ過ぎたかもしれない。

お気に入り登録した商品の「売り時」情報も教えてくれるそうなので、今後の会員サービス拡充にはぜひとも期待したい。

ヒカカク!は今後伸びていくサービスなのか?

今のところ競合らしき競合も見当たらないため、買取業者の比較サービスではヒカカク!が最も使えるサービスとなる。今後も利用ユーザーが増えていき口コミ件数が十分に集まれば、この上なく便利なWebサービスとなるのは間違いない

正直なところ、使いづらいと感じる点も多々ある。しかしまだ出来たばかりのサービスであるし、真価を発揮するのはこれからだと思う。今後どんどん使いやすくなっていくのだろうと期待している。

最近では「ミニマリスト」や「メルカリ」ブームもあり、人々が気軽に「モノを売ろう」と行動できる時代になった。一眼レフカメラのような高級品は捨ててしまうのは忍びないし、やはり良い買い手を見つけたい。

「近いうちに不要品を売ろう」と考えている人は、是非ヒカカク!を有効活用して、買取ショップを探してみよう。


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