Webライターとして生きる

五条ダンのブログ。「楽しく書く」ための実践的方法論を研究する。

アフィリエイトの外注記事の品質を上げるための文章チェックマーカー(自作ツール紹介)

去年に、簡単な文章チェックツールを作った。サブブログの方でこれを紹介したのだけれど、想定していた用途とは異なり「小説原稿」のチェックツールということで話題になってしまった(もちろんこれはこれで嬉しい)。

紹介記事としては重複するものの、このブログはアフィリエイターさんやWebライターさんも見てくださっているので、こちらでももう一度ご紹介したい。

1.「リライトマーカー」低品質の外注記事で多用・乱用されがちな表現をマーカーで指摘

文章推敲支援ツール「リライトマーカー」

リライトマーカーは、僕がとあるクライアントさんから「某所で外注した記事の品質がひどいので全50記事リライトしてほしい!」というヤバそうな案件を請けたときに開発したツールだ。

ちなみにクライアントさんは、1文字単価0.2円で発注をかけていた。

クオリティ重視するなら最初から単価を上げてよ!!と、僕は(クラウドソーシングライターの代わりに)悲鳴を上げた。

リライトマーカーは、端的に言えば「低品質な外注記事において多用・乱用されがちな表現」に赤マークを引いてくれる。なお、赤マーカー箇所は決して使ってはいけない表現ではない。

しかし乱用しがちな表現ではあるから、マーク箇所を別の言葉に置き換えてみれば、見かけの文章力がぐっと上昇するはず……(と開発者は期待する)。

具体的に、下記のような言葉がマーカーに引っかかる。

「~というもの」「~というのは」「~ということ」

(例)ジャガイモの皮を向くときは、ピーラーというものを使います。ピーラーというのは、英語のpeelから来ており…(中略)調理の時間を短縮できるということなのです。

原則的に「~という」の表現が出てきたら、それはほとんど省略してしまって差し支えない。

低単価で記事発注をかけると、ライター側はどうしても「文字数をできるだけ稼ごう!!」と頑張ってしまう。だから1記事に「~という」が10カ所以上も出てきてしまう。文字単価を上げよう!

※念のため繰り返すけれども、あくまで乱用するのが問題なのであり、この表現を使うこと自体は何ら問題ない。僕でさえこのツールを使うと大量に赤マークされるので、たくさん赤マーカーを引かれたとしてもどうか気を悪くしないでほしい。

ぶっちゃけ夏目漱石の文章でも太宰治の文章でも、真っ赤っかになります。仕様です。

「など」「たり」

(例)ピーラーはジャガイモやリンゴなどの皮を向いたり、キャベツをみじん切りにするなど、便利な使い方がたくさんあります。

このパターンも多く見受けられる。「~など」はついつい乱用する表現の筆頭であり、「~たり」も使い方を誤りやすい。

「こと」「もの」「それ」「これ」

キャベツはレタスと形が似ていることから、それがキャベツということに気がつかないまま買ってしまうことがあります。

上記はまだマシな例で、一文に「こと」が5個以上出てくるケースも目にした(逆にすごい)。

解説はこのくらいにして、完全無料でテキストを貼り付けるだけで使える簡単なツールなので、もし宜しければぜひご活用ください。

あと、「人工知能を使ってるんですか!? すごいですね!!」といった感じのコメントを頂いたことがあるのですが、誠に申し訳ない。当方の技術不足につき、ごくふつうのJavaScriptで動く本当に簡単なツールです。

しかしこのリライトマーカー、「マーカーが検出されすぎて使いづらい!」というご感想はあると思う。

そこで手前味噌で恐縮だが、当方の開発した残り4つの文章チェックツールを合わせてご紹介したい。

2.「接続詞検出機」テキスト中の接続詞の用法をチェックする

文章推敲支援ツール「接続詞検出機」

テキスト中の接続詞を検出して赤マークしてくれるツール。

「単語が一致しているかどうか」のみで判定するため、誤検出もあります。このツールは窓の社さんでもご紹介をいただきました。

『文章は接続詞で決まる』光文社新書(Amazon)等の文章指南書籍と合わせてご活用いただければと思う。

同じ段落中に「しかし」や「そして」が連続で出てきていないかどうか、サクッとチェックしたいときにもぜひ。

3.「指示語検出機」こそあど言葉は具体的な表現に置き換えよう!

文章推敲支援ツール「指示語検出機」

こちらはテキスト中の指示語を検出して、赤マークするツール。

例えば「これがあれしてそれがこうして、それであれなんですよ……」みたいな指示語オンパレードな文章は大変読みにくい。

本ツールを用いれば、指示語を記事中で乱用していないかどうかを確かめることができる。

もしもお暇なら、青空文庫の小説を全文コピペして当マーカーで遊んでみると、面白いと思う。小説家が指示語をどのくらいの頻度で用いているか、視覚的に眺めることができる。

残り2つのツールは、小説を書く人用に開発したもの。Webライティングで活用する機会はないと思う。でもせっかくの機会なので、下記にリンクのみ掲載したい。

上記のツール、「使い方がよくわからないよー」という方がいらっしゃいましたら、とりあえずどんな文章でも構わないので、お手持ちの長文テキストをボックスにペーストしてみてください。

ボタン等一切クリックすることなく、ただ文章を貼り付けるだけで作動します。

以上、文章を書く人のお役に立てれば嬉しく思う。

もしも「こんなツールあったらライティングの役に立つのに……」みたいなアイデアがあれば、ツイッター:五条ダン (@5jDan)の方へお気軽にメッセージください。

プログラマーでも何でもないのであまり大したものは作れませんが、物書き支援のためのツール開発は今後も続けていきたいなと考えています。

(終わり)

 

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