Webライターとして生きる

五条ダンのブログ。「楽しく書く」ための実践的方法論を研究する。

WebライターからWebコーダーへの職種変更はありなのか(お金と戦略の話)

弊ブログ「Webライターとして生きる」を開設してから3年が経つ。Webライターとしても6年目のキャリアとなるが、悔しいことにWebライティング1本で生計を立てていくことに限界を感じ、先月より「Webコーダー」へとジョブチェンジした。(Webライターの仕事を完全に辞めたわけではないです)

また、それと同時にフリーランス → サラリーマン(派遣社員)への転身を果たした。フリーランスからサラリーマンになることのメリット・デメリットはまた別の機会に語るとして、今回は「WebライターからWebコーダーへの職種変更はありなのか?」という話をしていきたい。

ちなみにここで述べる《Webコーダー》とは、HTMLやCSSやJavaScriptを使ってウェブサイト制作をおこなう人のことを指す。

意外と高い「派遣Webコーダー」の時給

僕の住む大阪(梅田周辺)だと、Webコーダーのアルバイトは時給980円~1100円くらいの求人をよく見かける。

しかし派遣だと時給1600円~1800円くらいのレンジとなり、意外と時給が悪くない。

時給1700円で、1日8時間、月20日働くとすると月収換算で272,000円。

年間労働日数を240日とすると、年収換算で3,264,000円。

加えて派遣社員の場合は残業代が確実に出る。IT企業ではそれなりに残業をするケースが多いので、実際にはもっと収入が多くなるだろう。

ボーナスが出ないことや交通費が自腹であることを加味しても、派遣Webコーダーの職はそんなに悪いものではないと感ずる。

未経験歓迎のSES企業の面接に行ったとき、提示された月収は18万円だった。みなし残業もある。であれば派遣の方が条件が良いなと感じて、僕は派遣登録をするに至った。

そして後述するとおり、WebライターからWebコーダーになるのは決して難しくない。むしろWebコーダーとして採用されるのに、Webライターはけっこう有利な職業だ。

悪くはない「フリーランスWebライター」の報酬

一方で、時給1700円レベルであれば、フリーランスのWebライターとして達成するのも難易度が高いわけではない。

文字単価3円の案件なら、1記事2000文字 × 3本をこなせば日給は18,000円(6,000円 × 3)となる。

さまざまな経費や社会保険料を自分で支払わなければいけないことを加味しても、派遣Webコーダーと比較して決して収入面で劣っていない。

したがって、派遣が良いだとかフリーランスが良いだとか、あるいはWebコーダーが良いだとかWebライターが良いだとか、そういう話ではなくて「どちらの雇用形態&職種が自分にとって向いているか。苦しみを最小限に持続してゆけるか」で進路を決めるのが一番だと思う。

もちろんどちらかに絞り込む必要もなく、WebコーダーとWebライターの二足わらじでやっていくのも戦略として悪くない。

他にもWebエンジニア、Webマーケター、Webデザイナー、Web漫画家……etc

これらWeb◯◯系の職種はどれもスキルの掛け合わせの相性が抜群に良い。

WebライターからWebコーダーに職種変更するには

すでにフリーランスWebライターとして活動されている人であれば、Webコーダーになるのは難しくない。

なぜかというと「実務経験を積みやすい」からだ。

IT企業に就職活動する上でよくあるのが

  1. 実務経験がないので採用されない
  2. 採用されないので実務経験が積めない

の負のループで、これを抜け出すには完成度の高いポートフォリオを作成するか、アルバイト等で経験を積むか、未経験歓迎の求人に応募するか、いろいろと方法を模索する必要がある。

「クラウドソーシングでランディングページ制作の案件をいくつか引き受けて実務経験を作っていけば良いのでは」と思われるかもしれない。

しかしながら、簡単なWeb制作やLP制作の案件は競争率が高く、なかなか案件を取るのが難しい。例えばランサーズだとデザインを含まないコーディングのお仕事は、応募倍率が8~30倍となっている。

  1. 実務経験がないので採用されない
  2. 採用されないので実務経験が積めない

 の負のループは、クラウドソーシングの世界であっても作用してしまう。

ところがWebライターならコーディング実務のお仕事をすぐにでも獲得できる。

なぜなら、クライアントからすでに信頼を得ているからである。

Webライターにとってのクライアントは、「Web制作会社(ホームページ制作代行業者)」か「Web運営会社(オウンドメディア運営企業やアフィリエイター、Webメディア等)」の2つにわけられる。

いずれにせよWeb制作・運営にあたってライティングとコーディングは地続きの業務であり、ライティングを引き受けているのであればその「オプション」としてコーディングは引き受けやすい。

例えば「マークアップ・WordPress入稿込みでのライティング案件」はその典型といえる。HTMLしか使わないとはいえ、SEOを意識した適切なマークアップができることは、Webコーダーの実務経験としてもある程度の評価を受け得る。

クライアントとの信頼関係が築けていれば、

「LPのライティングと合わせてコーディングもお引き受けいたしますよ」

「サイトのデザインが崩れているようですので、宜しければデザイン修正いたしますよ」

「新規サイトを立ち上げる際はぜひお声掛けください」

といった営業がかけられるし、実際に成約しやすい。

僕は5年間、Webライターとしての活動をメインとしつつも、サブでこういったマークアップ入稿案件・デザイン修正等の依頼を請けつつ、新規サイト制作にも30件ほど関わった。

SEOの知識があり、Webマーケターとしての視点を持ち、アクセス解析もできるWebコーダーというのはそれなりに市場価値があるのではないかと自負している。

現在は趣味としてやっているプログラミングやイラストや動画制作も、将来的には仕事のスキルとして掛け合わせて《ハイパーWebなんでもマン!!》みたいな生き方をフリーでやってみたい。

飽きっぽくてなんでもかんでも手を広げて(収拾がつかなくなって)しまう自分には向いている働き方だと思う。

結論を述べると、「Webライター」から「Webコーダー」へのジョブチェンジは思ったより難しくなかった。

いろいろなWeb関連職種を体験しつつ、自分に合った働き方、天職を見つけていきたい。

(了)


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